後期高齢シニアの「本人ニーズ」のサービスについて説明してきました。
今回はちょこっと余談程度ではありますが
どんなサービスが考えられるかについてコラムを書きます。
我が家の近隣には
ショッピングモールや元コンビニエンスストアがあった場所に
「保険の窓口」という店舗がにょきにょきと登場しています。
私は保険の窓口は利用したことはありませんが、
人から聞くと
「我が家にぴったりな保険商品を選んでくれるところ」とのこと。
シニアライフデコーダー的視点でこのサービスを考えた場合、
これは核家族世代の向けサービスだな~と思いました。
一昔前は、保険(生命保険)は親戚の誰かが外交員になった暁に
親戚付き合いとして加入するものでした。(と言っても過言ではないかと・・)
しかし核家族化が進みますと、親戚が訪ねて来ない。
親戚がいても気安く加入をお願いできない・・・という現状に。
でも無保険状態ってなんとなく不安。だってみんな入ってるんでしょ??
はたして、お見合い結婚ビジネスと同列に、
保険の窓口が必要とされるサービスに躍り出ました、という感じでしょうか。
あくまでも私感であり、この分野の専門家でないので
余談程度に聞いてくださいませね。
さて。
ではシニアライフデコーダー的には、このビジネスをどう考えるかです。
私はシニアライフの専門家として、
(誰にも頼まれていませんが)”新保険の窓口的サービスの展開”を考えるならば、
保険請求手続きをまるっと手伝ってくれる新サービスを提案します。
保険請求業務や金融商品取引に関する法律があると思うので
現実可能ではないようにも想像しますが、
シニアライフにおける保険商品サービスでは、
入口より出口(請求・解約)の方が重要で切実な本人ニーズがあります。
なぜなら。
ほとんどの後期高齢者の方が、保険請求が満足にできていないからです。
いざというときのために若い頃からコツコツと支払ってきた保険なのに、
転倒や入院・通院や後遺症といった「いざ」が、いざやってくると、
日常生活を維持するのがいっぱいいっぱいになってしまい
保険のことなどすっかり忘れしまいます。
なかんずく思い出したとしても
保険会社に「それは対象になりません」と言われてがっかり・・なんて話しばかりが耳に入ってきます。
また「手続きが難しすぎて諦めた」というパターンも少なくありません。
私事になりますが、
我が父が亡くなった際にも、手続きしかけて諦めたという痕跡のある保険請求の書類が、3~5通も出てきて、うっかり引き継いでしまい大変な目にあっています(まだ終わっていません・・)
請求するなら早く子供に頼んでくれたら良かったのに、、とも思いましたが、
「娘に知れたら面倒なことになるかも・・」という想いもあったと理解できます。
高齢者支払っている保険料はかなりのものです。
入院・がん・通院・傷害・火災・年金・一時払いetc・・・
金融商品ですから誰かが気軽に代行するなんてことはきっと法律的に無理なのでしょうが、
シニア向けの新保険の窓口(請求・解約を支援をしてくれるサービス)があったら良いのになあ、なんてことを考えてしまいます。
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