第1回:シニアライフの翻訳者「シニアライフデコーダー」の役割

はじめまして!
シニアライフデコーダーの橋詰です。
オフィス・ハナのシニアマーケティングを担当しています。

まずは
シニアライフデコーダーという仕事についてお話しいたします。

日本の人口減少傾向にあたり、ビジネスの世界では、
高齢者、中でもアクティブシニアと言われる層への様々なアプローチが始まっています。

シニアマーケティングという言葉も登場し、
「シニア世代にお金を遣ってもらうにはどうしたら良いのか?」は
企業にとって検討すべき重要な課題のひとつとなっています。

”シニア層の取り込み”でイメージしやすいのは
「祖父母と孫」のパッケージではないでしょうか?
「祖父母が可愛い孫のために財布の紐をゆるめてくれる企画」なんていうのが頭に浮びます。

次に多いのは「資産として孫に相続できるような」、
または「元気なうちに自分へのご褒美としてふさわしい」
高額な商品やサービスもイメージしやすいことでしょう。

もっと実際的なプランとしては、
医療・介護保険制度下でのビジネス展開もあると思います。
体調に問題のある高齢者の方の家族のニーズに応えるサービスで
公的な補助と治療やケアの対象者の自己負担の両方を売り上げとするビジネス、
例えばデイサービスなどがこれにあたります。

果たして多種多様な「シニア向け商品・サービス」が生産されるわけですが
(売り手が売りたいものを作るのは、それほど困難な作業ではないからです。)、
実際的には、思ったようなビジネス的な成果が得られていないのが現状のようです。

「作ったは良いが売れない」という現実。

私も多くの企業様の「シニア向け商品・サービス」に関わる機会を得ました。
うまくいく場合もありましたし、そうでない場合もあります。
様々な経験を得て、
シニア向けサービスを成功させるためには
クリアするべき必須条件があることに気付きました。

それは、
シニア向けビジネスの成功には、
「シニアライフをホリスティック理解する人」の視点が必須。ということです。

つまり、
人生の終盤にある人の状態をステレオタイプにまるっと捉えるのではなく、
身体的・社会的・感情的・哲学的に理解し
全方位的に配慮した振る舞いができる人を
シニア層とビジネス現役層との間に「翻訳者」として介在させ、
両者の隔たりを埋める作業を行なう過程を経ているかどうか。
これがビジネスの勝敗を別ける鍵なのです。

では、高齢者を身体的・社会的・感情的・哲学的に理解している職業とは?
そもそも、そんな職業があるのか?どこにいるのか?という疑問が湧いてきます。

残念ながら、そういった職業は今の日本にはまだ存在していません。

シニアマーケティングのプランナーやコンサルタントは登場していますが、
彼らはビジネスの視点から成功と失敗を探索し
成功率を高める方向性になんらかの示唆を与える職業です。
シニアの身体的な特徴を含めて全体的に理解し、
御社の提供できるサービスをシニア向けに最適化する人ではありません。

では医療介護社会福祉サービス業ではどうでしょう。
彼らは身体的・社会的なケアの専門家ではありますが、
ビジネス視点でのアドバイスを企業に行うというメソッドがあるかといえば
なかなか難しいところです。

超高齢社会にむけて登場が待たれる役割・職種であるはずの
シニアライフとビジネスをつなぐ専門職が空席なのです。

みなさんの経験の中にある成功したシニア向けサービスを鑑みても
シニア向けサービスの開発・運営にかかわるプロジェクトスタッフの中に、
シニアやケアの専門家ではないけれど、たまたま、
シニアの特徴をホリスティックに理解する資質を持った人がいたはずです。

しかし、その資質を持った人物を企業内で見つけ出すことは中々困難です。
ご本人が自覚していない場合もありますし、
人材をどう評価するのか、育成できるものなのか。。
考えると難しい問題です。

そこで、
シニアライフをホリスティックに理解し、
シニアの「本音」を引き出し、それを現役世代が分かる言葉に翻訳し、
御社のサービスをシニア向けに最適化するための助言ができる職務を
我々マーケティングの専門企業オフィスハナで誕生させた。
それが「シニアライフデコーダー」です。

世の中に登場したばかりの職種です!

シニアライフデコーダーを活用することで
御社のサービスがシニア向けに最適化されます。
最適化することで、シニアの人生に心地よい「コト・モノ」として
彼らの人生に受け入れていく=ビジネス的にも成功するという道筋ができます。

次回は、
「シニアライフをホリスティックに理解する」について
シニアデコーダーが解説いたします。
お楽しみに!!

シニアライフデコーダーについてのお問い合わせは
コチラ↓から承ります。
http://office-hana.info/inquery/

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