第7回:シニアのガシェット事情

シニアライフデコーダーの橋詰です。
オフィス・ハナのシニアマーケティングを担当しています。

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こちらでシニアライフの翻訳者「シニアライフデコーダー」のお仕事について解説しています。
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第7回では、
シニアマーケティングにおける「シニアのガシェット事情」について解説します。

といっても、ガシェットの販売データから市場規模やビジネスチャンスを予測するものではありません。
それはマーケティンブプランナーやリサーチャーのお仕事。

このブログでは主に70代以上の方々のコミュニケーションにおけるガシェット活用の男女差に着目してみましょう。

70代の方が使う電子端末は主にこの3つです。
1)自宅のパソコン
2)タブレット端末
3)携帯電話(ガラケー及びスマートフォン)

男女差で言えば、コミュニケーションツールとして電子端末を頻繁に活用しているのは
(販売データとは違うかもしれませんが・実感値としては圧倒的に)女性の方です。

70代以上女性の多くが、絵文字やスタンプを使って家族だけでなく友人やサークル仲間とのコミュニケーションを楽しんでいます。
パソコンは夫に譲り、自らはタブレットでYouTubeで体操やダンスの動画を観たり、
レシピサイトや乗り換え案内などを検索し、さらにそれを仲間でシェアしたいと考えています。
インターネット接続はもはや日常です。

70代であれば携帯電話のスマートフォン移行もどんどん進んでいます。
理由はLINE。
子供孫やサークルの後輩との連絡にLINEは必須になりつつあります。
可愛いスタンプを押してコミュニケーションしたい!有料スタンプの購入に抵抗がない人も少なくありません。
デジタルリテラシーは決して高くはありません。
LINEとショートメールの違いは分からないし、
今自分がLINE通話をしているのか、ケータイで通話をしているのかも分かってない。
それでも、仕組みは謎でもとにかく繋がれば、まあ良い。
分からなくて当然。分からないもの同士であれこれ試行錯誤するのも「なんか楽しいから良いじゃない」というおおらかさが、彼女たちの強み。
チラシや雑誌で頻繁に目にするQRコードも「やってみたい!」「見たって言いたい」と
どんどん挑戦していきます。

一方男性陣はパソコンは得意。タブレットも使えるけど、
それはあくまでも「情報収集ツール」としての活用が中心です。
人とのコミュニケーションにスマホが必須という生活ではありません。
スマホに興味はあるけど「使い方を人に聞くのはカッコ悪い」というプライドがあるので
スマホ移行は少々億劫と感じています。
まずは仕組みを理解しないと進めないという男性脳も行く手を阻みます。
パソコンで新しいスマホやアプリ情報の検索したり
パンフレットを集めたりはするのだけど、
「どうせ買うなら誰よりもハイスペックの最新機種で差をつけたい」という欲望があるので
使いこなすためのハードルは高くなるばかり。。。
「QRコードなんて必要ない。
 そんな小ちゃい画面で見るよりも、家のパソコンで見た方が何倍も良い。」なんて言ったりします。
とは言え、デジタル妻との差がこれ以上開くのは悔しいので
スマホ教室に通うことを検討中。。。

というわけで。
男女差のあるシニアのガシェット事情。

販促のコミュニケーションを考える際には
男性のプライドを守り、女性の好奇心をくすぐることを留意します。

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次回は、
シニアのためのスマホ教室のリンク集です。
お楽しみに!

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